ナベを囲む会Vol.2(県政調査会)②
- 2013.08.27
- 議会ニュースと活動報告
ナベを囲む会Vol.2(県政調査会)②2013.8.26
(宗)宝城坊 保存修理現場
重要文化財 宝城坊本堂 建物保存修理事業
伊勢原市日向の日向薬師宝城坊10+ 件本堂(内藤京介住職)の解体修理工事が行われている。江戸時代初期の1660(万治3)年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。建物全体の傷みが進行したため350年ぶりの解体修理となった。事業期間は2016年までで、総事業費の見込額は8億6900万円。
宝城坊10+ 件本堂は、寄せ棟造り、茅葺(かやぶ)きで間口22・7メートル、奥行き21メートル、棟高17・7メートル、床面積429平方メートル。江戸時代の社寺建築としては規模が大きいという。
屋根は約20年前に葺き替えられたが、柱や軒、床などは傷みがひどくなっている。本堂内の直径約60センチの柱38本のうち数本に空洞化が見られるほか、床も数カ所で落ちている。軒先がへこみ、本堂正面を除く3方面では17本の木製電柱が軒を支える。
このほか、本堂正面の庇(ひさし)は左下がりになり、化粧垂木が波打っているほか、屋根には雑草が生えている。本堂裏の屋根は、茅葺きの茅が抜け、トタン板で覆っている。
工事は建物すべてを解体して、使用できる部材、傷みのある部分を切り取り新しい材料と接合する部材、新しい部材、と仕分けして組み立て直す。この間、建立当時に建築や修理を担当した大工などの記録や地鎮祭などの資料が発見される可能性があるという。
◆日向薬師宝城坊10+ 件
716(霊亀2)年、僧行基(ぎょうき)により開創。本尊の国指定重要文化財の薬師如来像・日光・月光菩薩像3体は10世紀の作で、現存する鉈(なた)彫り像の最古といわれている。このほか、国指定重文として木造薬師如来坐像、木造阿弥陀如来坐像、木造四天王立像などがある。(タウンニュースの記事を参照)
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