九州国際重粒子線がん治療センターへ視察

九州国際重粒子線がん治療センターへ視察

九州国際重粒子線がん治療センターへ地方分権・行財政改革特別委員として視察してきました。

九州の産学官が協力して進めてきたプロジェクトが実を結び、平成25年5月、九州で初めての重粒子線がん治療施設が開設しました。九州・山口地区の患者さんにとってこれまで遠くに行かなければ受けられなかった最先端のがん治療が、身近で受けられるようになります。サガハイマットには、木の温かみを生かした内装や、ロビーに設置したステンドグラス、光が降り注ぐポケットガーデンなど、訪れた患者さんにリラックスして治療を受けていただきたいという想いが込められています。との説明をうけました。

重粒子線がん治療は、炭素イオンを、加速器で光速の約70%まで加速し、がん病巣に狙いを絞って照射する最先端の放射線治療法です。
従来の放射線治療で使用されるエックス線やガンマ線は、がん病巣に対して体外から照射すると、体の表面近くで放射線量が最大となり、それ以降は次第に減少していき、体の深いところにあるがん病巣に十分なダメージを与えることができません。また、がん病巣以外の正常細胞にもダメージを与えてしまいます。

医療新時代の幕開けを感じ、いい視察をさせていただきました。